本記事は練馬区で保活を行う方に向けた記事です。(※記事内で紹介する保育園とは、行政から認可を受けた認可保育施設を指します)
進学、就職など新生活がはじまる4月。保育園に子どもを預けたいと思っているパパ・ママにとっては、我が子が入園する大事なタイミングです。
ただ4月に入園させるためには、受け付けがはじまる前に準備することが不可欠。例えば、練馬区で平成29年度4月に入園させる場合、受付がはじまるのは平成28年11月1日から。受付から逆算して、早め早めの準備に取り組む必要があります。
そこで今回は、5つのステップに分けて認可保育園に4月から入園するための準備を段階的に紹介していきます。
練馬区の保育の現状
ここからはデータを用いて、練馬区の保育の現状について解説していきます。
※データの出典は、以下の通りです。
100都市保育力充実度チェック 2017年度版
(発行:「保育園を考える親の会」 調査期間:平成29年7月〜9月)
練馬区の認可整備率
認可整備率とは認可・認可外を合わせた全体の定員に対する認可保育施設・事業の定員の割合のことをいいます。
練馬区の認可整備率は94.8%と高い数値です。杉並区は92.1%,板橋区は94.5%となっています。
練馬区の様々な保育サービス
一年保育
練馬区では、待機児童対策として、利用調整の結果保留となってしまったお子さんに対して「1年保育」の事業を行っています。
1歳児1年保育
1歳児1年保育とは、保育園の転用可能な部屋を活用して行う預かり保育です。保育園や地域型保育事業の平成30年4月の利用調整の結果、保留となった方が利用できます。区内9保育園で実施される予定です。
3歳児1年保育
区立幼稚園の余裕教室を活用して実施する預かり保育です。平成30年4月1日現在満3歳で、保育園の平成30年4月の利用調整の結果、保留となった方が利用できます。
・北大泉幼稚園
・光が丘むらさき幼稚園
・光が丘さくら幼稚園
の3園で合計80人の定員となっています。
利用を希望する方は、平成30年3月2日(金曜)(必着)までに、申込書を保育課保育支援係に提出する必要があります。
また、保育園等の利用申し込みをしていない人も申し込みができます。
詳しくは下記からご確認ください。
【3歳児1年保育・1歳児1年保育】平成30年4月からの利用者を募集:練馬区公式ホームページ
→近所の方に、練馬区の1年保育について聞いてみる
ファミリーサポート
練馬区ではファミリーサポート事業や、子育て支援センターの取り組みなど、育児サポートの仕組みがあります。
ファミリーサポート事業とは、子育ての手助けをしてほしい人と子育ての手助けができる人が、地域の中で互いに助け合う制度です。
一時的に預かって欲しい時などに、援助会員にお願いをして、援助会員の自宅などで預かってもらう仕組みです。練馬区では、生後58日から学6年生まで預かってもらうことが可能です。
利用するにはまず、ファミリーサポートセンターに申し込みをします。
・練馬区ファミリーサポートセンター
住所:〒176-0012 練馬区豊玉北5丁目18番12号
電話:03-3993-4100
詳しい申し込み方法はこちらからご覧ください。
ファミサポホーム:練馬区公式ホームページ
早い段階から、認可保育園入園に向けた準備に取り組もう!
毎年倍率の高い認可保育園。入園できるかどうかは、選考に左右される部分もありますが、できる限りの準備をした上で、選考にのぞみたいところ。
入園に向けた準備のプロセスは、預ける予定のお子さんが何歳でも同じ。ただし、0歳の場合は、その赤ちゃんが生まれてからでないと本申込みできないという決まりになっています。では、入園に向けたプロセスについて、順を追って紹介していきます。
保育園入園ステップ①|自分の指数が何点かを確認
認可保育園に申し込む際、選考基準となるのが、各家庭における「利用指数」です。高ければ高いほど入園の可能性も高まる利用指数。公式は以下の通り「保育指数」と「調整指数」の合計で決定します。
(父)保育指数+(母) 保育指数+調整指数=その世帯の合計利用指数
練馬区は合格最低点数を公開していないため、あくまで他の区の基準を参考にした数字ではありますが、他の区の場合、選考のボーダーラインとなるのは両親それぞれが週5日(週40時間)以上働いている共働き家庭。練馬区に当てはめてみると、利用指数のボーダーラインは80点以上といえるでしょう。
これは、両親ともに40点を獲得した状態です。調整指数によって加点が加わると、認可保育園へ入園できる可能性はぐっと高まって来るはずです。
利用指数については、練馬区のホームページをご覧ください。
こちらもチェック ⇒
【保育園入りたい!】練馬区の保育園に入るための「指数」攻略法 - 練馬区の保育園・保活情報 2018年
また落選するリスクを避ける上で、保活情報を共有し合う方法もあります。その手段として、ご近所SNS「マチマチ」は最適なツール。先輩ママたちから、過去の利用指数に関するアドバイスをもらえるかもしれません。
ママ・子育て情報も! スマホでご近所掲示板 マチマチ
保育園入園ステップ②|「保育園リスト」を作成!希望する園をリストアップしよう
指数を把握したら、次は保育園リストを作成しましょう。近所にはどんな保育園があるのか、それを確認しないことには、我が子をどの園に入れていいのかわかりません。その際、チェックしておくべき項目は以下の通りです。
- 保育園の名前
- 見学の日時
- 保育園のURL
- 電話番号(見学予約の電話するために)
- 保育時間、朝と夕の延長時間と条件
- 定員
- 駅から徒歩何分か
- 自宅から徒歩何分か
- 保育料(認可外の場合)
自分の家から通える範囲にある保育園は、直接問い合わせを行い、できるだけ見学予約を行いましょう。自分の目で実際に見ることで、我が子が入園するイメージを具体的に膨らませることができます。見学して感じた印象や良し悪しは、作成したリストに随時追記。後で見返したときに、その保育園の特徴がわかるようにしておくことで、比較しやすくなります。
また、人気の高い園でも募集人数やその年の倍率によっては、内定を取れる可能性も。ボーダーラインと比較したときに、自分の指数が低いからといって内定を取れる可能性は0ではありません。指数にこだわらず、希望する園をピックアップすることも大事です。
保育園入園ステップ③|自分と同指数・低い指数の園も含め、希望する園以外もリストアップ
仮に、希望する保育園での内定がもらえなかったときに備えて、それ以外の保育園もリストアップしておくことも大切。4月のタイミングで保育園に入園できないといったリスクを減らすことにつながります。
その際、自分と同指数もしくは、低い指数の園もリストアップ。また認可保育園はもちろん、認可外保育園も併せて確認しておきましょう。
保育園入園ステップ④|担当者相談が1つの鍵
インターネットで検索できる情報では限りがあります。そこで自身が抱いている疑問を直接投げかけるために、練馬区役所にある保育課入園相談係で、保育や入園に関する相談をするのも1つの鍵。
また保育以外で、子どもや子育てに関する相談などは、練馬区の子ども家庭支援センターで応じてくれるそう。インターネットを調べてみて、もしわからないことがあれば、専門家に直接相談するのも、方法の1つですね。
申込み及び相談窓口
名称 | 所在地 | 電話番号 |
---|---|---|
練馬区保育課入園相談係 | 東京都練馬区豊玉北6丁目12番1号 | 03-5984-5848 |
申込み窓口
名称 | 所在地 | 電話番号 |
---|---|---|
光が丘総合福祉事務所・相談係 | 東京都練馬区光が丘2丁目9番6号 光が丘区民センター2F | 03-5997-7714 |
石神井総合福祉事務所・相談係 | 東京都練馬区石神井町3丁目30番26号 石神井庁舎3F | 03-5393-2802 |
大泉総合福祉事務所・相談係 | 東京都練馬区東大泉1丁目29番1号 大泉学園ゆめりあ1 4F | 03-5905-5263 |
保育園入園ステップ⑤|新設園も忘れずにチェック!
申込み前の見学はできませんが、新設園の情報収集も必須です。保育方針や評判などが発表される前の申込みとなるので、敬遠する人もいますが、だからこそ既存の認可保育園と比べると入りやすい場合もあります。
新設される保育施設の一覧は練馬区のホームページに掲載されているので、下記から確認しておきましょう。
【認可】平成30年4月に開設予定の認可保育園について:練馬区公式ホームページ
今までの実績がわからないため、不安を感じやすい新設園。しかし、園舎がきれいであったり、その園に長年勤めているベテラン保育士さんがいないため、フラットの関係の中で活き活きと働く保育士さんが多いといったメリットもあります。
開園前に系列の園を通じて説明会が行われることもあるので、直接問い合わせてみるのもいいかもしれません。
→近所のママに相談する
0歳児のタイミングから入れてしまうという手も
希望する人が多いため、1歳での入園はもっともむずかしいと言われています。実際、練馬区の2017年度における募集人数と応募総数をみると、0歳児(8か月以上)が1.09倍 (募集454名に応募496人)、1歳児が1.40倍 (募集1409名に応募1969人)というデータも。
そこで、1歳と比べると倍率の低い0歳で入園させ、エスカレーター式に上の学年に上がる方法もあります。
また0歳児の入園は、生まれてからでないと申込みできないというルールがありますが、練馬区では、4月の入園に限り、出生前の仮申込みを実施しています。
例えば、平成30年4月に入園を希望する場合、平成29年12月23日以降に生まれる予定の児童は、生まれる前に仮申込みが可能。12月28日(木曜日)までに仮申込みを済ませ、生まれた後14日以内に本申込みを行う必要があります。
【保育園等】平成30年4月からの利用申込みについて:練馬区公式ホームページ
今回紹介した、準備に向けたステップを参考にしていただき、早め早めの対策を心がけましょう。
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